間取り図から寸法を読み取る方法

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結論 間取り図は縮尺図なので、わかっている長さがひとつあれば残りは全部出せます。信頼できるもの——寸法入りの壁、室内ドア(有効幅約75cm)、ユニットバス(1216なら120×160cm)——の両端を指定して実寸を入力すれば、図の上のどの寸法も読み取れます。できるだけ長い基準を選ぶこと。縮尺の誤差は図全体に掛け算で効きます。帖数からの推定(6帖≒2.7×3.6m)は検算用で、基準には向きません。

物件サイトの間取り図には、部屋の形と帖数は載っていても、壁の長さはほとんど書かれていません。ソファが置けるか、ベッドの横を通れるかを知りたいのに、肝心の内寸がわからない。でも寸法は図の中にあります。縮尺が書かれていないだけです。「わかっている長さ」をひとつ教えれば、図の上のすべての長さが読めるようになります。

間取り図は縮尺図なので、図の上のどの距離も実物と同じ比率です。だから既知の長さがひとつあれば残りは全部わかります。ドアの両端をクリックして「80cm」と入力すれば、画面上でその3倍の長さの壁は実際には240cmだと図が知ることになる——ToScaleがやっているのはまさにこれです。画像をアップロードし、信頼できる長さの両端をクリックして実寸を入力すれば、あとは部屋のどこでも測れます。家具をドラッグすれば、いちばん近い壁までの隙間がcmで表示されます。図の中に何も書かれていなくても、間取り図全体の横幅(建物の外寸)がわかればそれでも縮尺は決まります。部屋を描き直すのではなく、手元の間取り図がそのまま「数字の入った図」になるわけです。専有面積から部屋サイズを推定するアプリもありますが、面積には壁厚や廊下、収納が含まれるため、既知の長さがひとつあるほうがずっと正確です。

間取り図から寸法を読み取る3ステップ

  1. 間取り図の画像をToScaleにアップロードします——物件サイトのスクリーンショット、募集図面、印刷図面を真上から撮った写真のどれでも。
  2. わかっている長さをひとつ探します。信頼できる順に、図に書かれた寸法、室内ドア(有効幅約75cm)、ユニットバスの型番(1216=120×160cm)、書いてあれば図全体の幅。
  3. その長さの両端をクリックして実寸を入力します。これで図の上のすべての距離が縮尺どおりになりました。ベッドやソファを置けば、各壁までの隙間がそのまま読めます。
見つかる中でいちばん長い、信頼できる長さを選んでください。寸法入りのリビングの壁 > ドア > 目分量、の順です。縮尺の誤差は図全体に掛け算で効きます。図上20mmのドアで5mm間違えると全体が25%ずれますが、100mmの壁で同じ5mmなら5%で済みます。
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間取り図に載っている「サイズがわかっているもの」

寸法の書き込みはめったに必要ありません。建物は規格サイズだらけで、そのどれもが基準になります。ほぼすべての間取り図に出てくるもの、その実寸、そしてどれくらい信用してよいかをまとめました。

基準実寸信頼度注意点
図に書かれた寸法書いてあるとおり最高——現地で測った値不動産の図面は部屋のいちばん広い所を書くので、柱型や梁の出っ張りは引かれていません
室内ドア(円弧で描かれる)枠内有効幅は70〜75cm、扉自体は75〜80cm高い——規格品なのでトイレ・洗面のドアは60〜65cmと狭いことが多い。円弧は扉の幅で、枠の幅ではありません
玄関ドア有効開口75〜85cm(マンションの片開き)高い戸建てや新しい物件の親子ドアは100cm以上のことも
浴槽(ユニットバス)1216なら120×160cm、1418なら140×180cm——型番がそのまま内寸高い——サイズ表記が規格化されている図に型番があればそれが最も確実な基準。数字のない古い在来浴室は当てになりません
キッチンの奥行き65cm(システムキッチンの標準)高い——壁沿いのキッチンなら対面キッチンやアイランドは奥行きが深い。壁付けの部分を使ってください
帖数から求めた一辺1帖=1.62㎡以上(不動産表示の規約)。6帖≒9.7㎡で、およそ2.7×3.6m中程度——地域・物件で1帖の大きさが違う江戸間・中京間・団地間で1帖は1.55〜1.82㎡と幅がある。目安にはなるが基準にはしないこと
間取り図全体の横幅建物の外寸がわかる場合中程度——長い基準だが壁厚を含む図の中に何も書かれていないときの最後の手段。ToScaleには「図面の実際の幅を入力」する欄があります

縮尺を設定したら、別の基準で必ず確かめてください。ドアで合わせたなら浴槽が規格どおりの寸法になるはず。ならなければどちらかがこの建物では規格外で、たいてい長いほうが正しい値です。

よくある質問

縮尺の書いていない間取り図からでも寸法は出せますか?
出せます。縮尺バーは基準のひとつにすぎません。寸法入りの壁、約75cmの室内ドア、型番のあるユニットバス——わかっている長さなら何でも縮尺になります。両端をクリックして実寸を入力すれば、図の上の他の距離はすべて読み取れます。
間取り図から読んだ寸法はどれくらい正確ですか?
基準と図の精度しだいです。不動産の図面の寸法入りの壁から取れば数%以内——200cmのソファが230cmの壁に収まるかを判断するには十分です。手描きや、ドアで合わせたスクリーンショットなら5〜10%は見込んで余裕を取ってください。ぎりぎりの家具を注文する前には必ずメジャーで確認を。
帖数や専有面積しかわからないのですが、部屋の内寸は出せますか?
ある程度は。面積は縮尺を絞り込みますが確定はしません。面積には壁厚・廊下・収納が含まれ、その割合は図からはわからないからです。検算には使えます——縮尺を合わせた部屋を足して専有面積の2倍になったら基準が間違っています。しかし既知の長さがひとつあるほうがはるかに正確です。図に全体の幅や奥行きが書いてあればそちらを使ってください。
印刷された間取り図をスマホで撮った写真からでも測れますか?
測れます。真上から、できるだけ正対して撮ってください。広角レンズの端は距離が伸びるので、図を画面の中央に収めること。そのうえで、見えている中でいちばん長い寸法から縮尺を合わせます。

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